私はロードバイクを趣味として乗っているのですが、やはり色々忙しい時があったりすると、なかなか乗れなくなってしまう時があります。こればかりは趣味を優先させる訳にも行かない時も多々有りますので仕方がありません。
短い時で1か月、長いと3か月ぐらいはほぼ乗らない時期が出来てしまうのですが、人の身体と言うか、私のカラダはとても正直モノなので、これだけ乗らないと直ぐに体力や筋力が落ちてしまって、いざロードバイクに乗ろうと思っても、思うように乗れなくなってしまうのです。ケガをししてしまったり、病気になってしまったりした時も、少しずつ身体を動かしてリハビリを行いますが、これと全く同じで、サボって動かなくなった身体にはやはりリハビリが必要なのです。
ロードバイクに限らず、スポーツで使用する筋肉や関節の動かし方などは、日常生活の中ではあまり使わない筋肉であったり、普段の生活の何倍もの負荷がかかったりすることもあるので、やはり急に動かすとリスクもあるのではないでしょうか。
しばらく乗らなかった時には、[リハビリライド]として、平地をメインとしたコースを設定して、カラダを慣らすようにしています。
この時、走っている時の調子が良いか悪いかを分かりやすくするためには、ベンチマーク的なコースが有ると便利だと思っています。
「前回の時はここではしんどくなかったけど、今回はちょっとしんどいなぁ」とか、比較できる基準が有ると、個人的にはわかりやすいのです。
そんな[リハビリライドLev.01]コースに設定しているのが、【狭山湖】と【多摩湖】を回って戻ってくるコースです。
多摩川を遡上
私が現在住んでいる多摩地区から、多摩川を遡上します。多摩川横の[たまリバー50]と呼ばれる、主に堤防上にある遊歩道(もはやサイクリングロードや自転車道とは呼べない気がします。。。)を通るのですが、途中の昭島市辺りまでは人も多くてとても危険なので、ゆっくり安全運転で進みます。
マラソン大会などが行われている時は、諦めて普通の道路を走りましょう。
多摩川を遡上して、終点の羽村堰へ到着します。
ここは玉川上水の取水口であり、ここから小学校の授業で習ったような気がする(昔の記憶なので。。。(笑)、玉川上水が都心へ向けて流れています。
そしてここ羽村堰には、玉川上水を作った玉川兄弟の像が有り、よく写真を撮っている方を見かけます。
ご兄弟詣で
玉川上水
玉川上水は、江戸の飲料水不足を解消する為に1653年に造られました。ここ羽村から今の四谷四丁目付近までの43kmを流れており、四谷4丁目から江戸の市中へ分水されていたそうです。いまでも一部は東京都水道局の施設として利用されています。
和菓子屋さんへ
ご兄弟にお参りしたあと(神社でもなんでもないのですが、なんとなくお参りしてしまう)、トイレ休憩を済ませつつ、近所の和菓子屋さんで 補給用のお菓子を買います(笑)
山田屋さん
このリハビリライドのコースだと、途中に食事を取るお店がない(きっと私が知らないだけです)事と、距離もそんなに長くないので、少しの補給で走れてしまうことと、あまり食事を摂りすぎると、消費カロリーに対して摂取カロリーが多くなってしまう危険が出てきます。
まあ、甘いものも好きですし(^。^)
狭山湖を目指して
補給食を買い込み狭山湖を目指します。補給食は狭山湖で食べたり、狭山湖まで行く道中の公園で食べたりとその時の感じで決めています。
羽村からは八高線の箱根ヶ崎駅を目指して北上し、そこから東へ進みます。
因みに、箱根ヶ崎駅のから少しの所にもマンホールカードを貰える施設があります。
瑞穂町郷土資料館 けやき館
東京都西多摩郡瑞穂町大字駒形富士山316-5
狭山湖に近づいて来ると、どうしても車通りの多い県道179号線を走らなければなりません。邪魔にならないように端っこを気を付けて走ります。
ペダルなのかペタルなのか?!
179号線を進んで行くと、いつもどっちなのか悩むところが有ります。
それは【ペダル】なのか【ペタル】なのか?
ペタル?ペダル?
179号線には三ヶ島製作所という会社が有ります。こちらの会社は自転車のペダルを製作している会社なのですが、こちらの会社には【三ヶ島ペタル】と書いてあるのです。これはブランド名だと思うのですが、今までずーっと【ペダル】だと思って生きていたのですが、作っている企業が【ペタル】と表記されているということは正しくは【ペタル】なのではないかと思うのです。
英和辞典などを調べてみると【ペタル】とは花弁や花びらのことを指すようで、およそ自転車のペタルとは出てこないのです。
うーん、これについては別途調べてみることにしましょう(笑)
今度こそ狭山湖へ
またしばらく179号線を進んで行くと、狭山湖への入り口となる交差点に到着しますので、ここを右折します。少しばかりの坂道(それでも息があがってしまいますσ(^_^;))を登りきったところが狭山湖です。
羽村堰からここまで30〜35分くらいでしょうか、思いのほか時間がかからずに来れるのです。
狭山湖到着
狭山湖には長い堤防があり、天気の良い日には多くの人が歩いています。とてものんびりとした良い雰囲気です。
また、空気の澄んだ冬の間には、天気が良いと堤防から狭山湖越しに富士山を見ることができます。富士山が見えると、なんか少し嬉しいんですよね(笑)
狭山湖
正式名称:山口貯水池
多摩川の小作取水堰および羽村取水堰を水源としている、1934年完成した東京都水道局が管理する人造湖。
湖水は東村山浄水場及び境浄水場へと導かれ、東京都の上水道として供給されています。
多摩湖へ
堤防を渡って進んで行くと、程なくして多摩湖へ着きます。と言っても、ついたのは多摩湖自転車道であって、このあたりからは多摩湖を望むことができません。実は、多摩湖自転車道というのは、多摩湖を一周しているにもかかわらず、多摩湖を望むことができるのはほんの少しの所だけなのですσ(^_^;)
多摩湖の周りは樹々に囲まれていて、多摩湖までの距離も長いため、湖が見えにくいのです。その代わりと言ってはなんですが、夏場でも日陰が多くて涼しい所で、暑い日に多摩湖に到着すると少しホッとします。
多摩湖自転車道へ着いたら右へ進むと多摩湖の西側を回る大回りとなり、左へ進むと西武ドームや西武園を左に見ながら進むショートカット的なコースとなります。
ただし、大回りとは言っても10kmも長くはならないと思いますので、どちらへ進んでも良いと思います。
今回は左へ進み、少しすると出てくる多摩湖を眺められる橋の所で休憩をしながら、羽村で買い込んでおいたお菓子をいただきました。
おやつタイム
暫し休憩した後、再スタートするとゆっくり進んで15分くらいでしょうか、多摩湖の堤防に到着します。
多摩湖到着
こちらは、狭山湖よりもいつも人が多い気がします。おそらくは、西武遊園地駅や武蔵大和駅から歩き易い距離だからだと思います。
※実際に歩いたことはないので、あくまでも予測です。
多摩湖
正式名称:村山貯水池
東京市(当時)の人口増加に対応する水源を確保する為に1927年完成した、東京都水道局が管理する人造湖。
真ん中に道路が通っており、西の村山上貯水池と、東の村山下貯水池に分かれていて、東京都内の他県に跨がらない湖の中では最大の湖である。
(写真の堤防が有るのは東の村山下貯水池です。)
湖水は、山口貯水池と同様に、東村山浄水場及び境浄水場へと導かれ、東京都の上水道として供給されています。
違い
ここで、先ほどの狭山湖の写真と多摩湖の写真を見比べるとよく似ている事が分かります。
ぱっと見は違いが分かりにくいですが、取水塔にご注目。。。
屋根の形が違うんです(^。^)
とんがっている屋根の方が狭山湖で、丸い屋根の方が多摩湖なのです。
特に多摩湖の取水塔は日本で一番美しい取水塔ともいわれていて、土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 」に選ばれています。
帰宅方面
多摩湖まで来ると目的達成といった感じで(笑)、あとは帰宅するだけと。。。途中に寄り道する所がたくさん有ると良いのですが、なかなか無いんです。。。いや、知らないんです( T_T)
多摩湖から小平辺りまでは、西武線と並行して走ることができる多摩湖自転車道を通って帰ります。多摩湖自転車道は武蔵境付近まで通っているのですが、なんとなく小平から南下する道を選んでしまいます。
飛行場
新小金井街道を南へ進み、途中に建ち並ぶラーメン屋さんの誘惑を振り払いながら武蔵小金井駅付近まで来た所で左折をし、東へ向かいます。少し裏道を進みながら野川公園まで進み、野川公園から再び南へ向かいます。
程なくして武蔵野の森公園に到着します。この武蔵野の森公園の中には飛行場があります。そう、調布飛行場です。
正確に言うと、公園の中に飛行場ができた訳ではなくて、飛行場があった周りに公園が出来たのです。小型機しか飛べないとはいえ、やはりひらけた感じは気持ち良いものです。
近所の飛行場
ちょうど発着の多い時間でしたので、少し飛行機を見ながら休憩、その後帰宅です。
まとめ
このコースでおよそ70km リハビリ最初としてはちょうど良い距離です(^.^)
リハビリライドVer.02は、また別の機会に。