ロードバイクに初めて乗ってから、早いもので15年が過ぎました。
今でも初心者の域を抜け出せず、“永遠の初心者“と言ったところです(笑)
ロードバイクというと、ペダルにはビンディングペダルとシューズを使用することが多く、その中でも“SPD-SL“という種類のペダルとシューズを使われることが多いです。
御多分に漏れず、今までSPD-SLのシューズを使ってきたけれど、思うところあって(大したことではないです)”SPD”タイプへ変えることにしました。
なぜ変えた?
今まで15年もSPD-SLシューズを使ってきたのに、なぜ今さら変えたのかという話です。
簡単に言うと“歩き易い“からです。
ロードバイクに乗って走るのが目的なんだから、“歩き易さ“を求めなくても良くない?!となるかも知れませんが、色々事情があります。
大した事情じゃないけど、多分、皆さんよりも歩く事が多いんですよ(笑)
貧脚ゆえに、お山へ行くと“押す““歩く“が良くあるんです。
目的地へ着いてから歩くことも理由としてもちろんありますが、一番は“お山で押して歩く“です。
特に最近は、たまにしか乗れてないので、乗るたびに初心者みたいなもんです。
こればっかりは、数登って足を鍛えるしかないですが、なかなかできないので諦めて押すことを前提にしました。
SPD-SLシューズでも歩けなくないですが、クリートが地面にガッツリと接触するので歩きにくい事は間違いありません。
次に、レースに出場する訳ではないので、SPDでもいいかなというのもあります。
もちろんSPD-SLもレース専用と言う訳ではないけれど、必要か?と言えば、必ずしも必要ではないのです。
それに、お高いシューズが多い気がします。
SPD-SLもSPDシューズもグレードによってなんでしょうけど、かっこいいなと思うモデルはお高い事が多いです(笑)
最後の理由は、1年ぐらい前から、右足の親指の付け根というか、土踏まずとの境目のあたりが歩くときに当たる感じがするのです。
先にいっておきますが、“痛風じゃないです!(笑)“
骨が当たるというか、左と比べて明らかに何かが当たる感じです。
今まで使っていたspeedplayのクリートだと、体重をかけたときにちょうど当たる位置にあるから、ちょっと痛かった。
本当は病院で診てもらったほうが良いのかも。。。σ(^_^;)
まぁ、こんな感じで理由をつけて、新しいシューズとペダルを買うことを正当化しようとしている自分がいると言うお話ですね。
何に変えた?
ビンディングシューズを“SPD“に変えるので、同時にペダルも変えることになります。
わかってはいたけど、まぁまぁの出費ですね(笑)
シューズ:GIRO Republic R KNIT
まず、シューズ選びです。
シューズ選びのポイントは少し普通っぽい。
ロードバイクに限らず、ビンディングシューズは競技向けにデザインされたモノが多いです。
今回シューズをSPDへ変更しようと思った理由の1つでもあるけど、レースに出場したりしないので競技志向の強いシューズは必要ないかなと。。。
そこで考えたのが、“ロードバイクのウエアに合わせられつつ少しカジュアル寄りなデザインなシューズが欲しい!!“
なんじゃそりゃ?!な感じですね(笑) 言っていて、自分でも良くわかりません。
平たくいうと“少しだけカジュアルなデザイン“かな。
2つ目のポイントは“そこそこソールが硬め“なこと。
これも良く分からない表現だけど、あまり力が逃げないことと、ソールがしならないという感じでしょうか。
[なぜ変えた?]のところでも書きましたが、右足の親指の付け根というか、土踏まずとの境目のあたりが歩くときに当たる感じがするのです。
なので、あまりソールが柔らかいシューズだとペダルを回すときに痛くなりそうなので、“そこそこ硬めのソール“となったのです。
このポイントを満足するには、スニーカータイプのSPDシューズは候補から外れることになります。
少しカジュアルなデザインでそこそこ硬めのソールのシューズという、ものすごくぼんやりとしたターゲットの出来上がりです。
MTB向けのSPDで少しカジュアルよりなシューズを探すことにすると、目についたのが[GIRO Republic]です。
ビンディングシューズに“紐ぐつ“が流行ったきっかけが、GIROのシューズだったように思います。
GIRO Empireの発売以降、各社から“紐ぐつ“が発売されていました。
そんなGIROのSPDシューズの中の、どちらかといえばカジュアルなラインのシリーズがRepublicで、その中でも気に入ったのが“Republic R KNIT”というです。
が。。。
もう、メーカーでは販売が終了しているようです(涙)
HPからも消えていますし。。。
と思っていたら、記事を書き始めた3/9時点でHPのラインナップに復活してました!
製品情報→GIRO 日本正規品【ダイアテック公式】自転車シューズ
季節もんだったんですかね。。。(笑)
-——以下、入手時の市場状況です——-
店頭はおろか、Wiggleでも残っているサイズは少なくて、欲しいサイズは在庫なし。。。
GIROのシューズは店頭で何種類か試した事があったけど、どのシューズも42サイズがぴったりだったので、Republic R KNITも42で良いはずですが、在庫がなければどうにもなりません。
諦めて、他のシューズを探して数日が過ぎたとき、カメラのレンズが欲しくて(他にも欲しいものがあるんか。。。)ヤフオクを見ていたら、“Republic R KNIT サイズ42 新品“が出品されてるじゃないですか!!!
いやいや、これは。。。
普通っぽい所がいいです。
GIROのシューズは細身なので、普段履いている靴よりも大きめサイズですが、足を入れた感じではサイズもちょうど良さそう。
ちなみに、私はスニーカーだと25.5cmぐらいを履くことが多いけど、42sizeでちょうどいい感じです。
ソールは、SPD-SLのトップグレードのような硬さはないけれど、適度に硬い感じなので大丈夫かな?
モデル名に”KNIT”とあるように、アッパーは結構粗めのニット素材でなので、冬場や、少し涼しくなってきた時期にはシューズカバー必須です!
秋口ぐらいだと防風ソックスとかも考えた方が良いかなと思います。
代わりに夏場が涼しいと期待することにしましょう。
ペダル:Crankbrothers Eggbeater1
シューズをSPDシューズへ変えたので、ペダルも変える必要があります。
SPDペダルといえば、やはり“Shimano“が一番種類が多いでしょうか?
価格帯もリーズナブルなものから、高価なハイスペックなものまで揃っていて選びやすいです。
品質的にもまず間違いないでしょう!
が、ここで”つまらないコダワリ”がある訳です(笑)
それは、コンポがカンパニョーロなのでシマノをあまり使わないようにしているということです。
本当にどうでもいいコダワリなんですが、なんとなく15年それでやってきてます(笑)
ウエアとかも含めて、できるだけ使わないようにしてます。
細かい部品を2個だけはシマノを使ってますが、それは内緒です。
そんな訳で、シマノ以外でペダルを探すことになるのですが、いざ探してみると急に選択肢が少なくなるんですよね(⌒-⌒; )
そもそもSPDのペダルを今まで探した事がなかったので、どんなのがあるのか知らないんです。
なんとなく知っているのが”MKS”と”Crankbrothers”です。
MKSは三ヶ島ペタル(ペダル?!)のことで、狭山湖へ行くときに通る道沿いに工場があるので知っています。
made in Japanなので品質は問題ないでしょうね。
ただ、なんとなく違う気がしました。
普通すぎるというか、“ペダル“っぽすぎる(笑)
ロードバイクに付けるペダルって、個人の勝手なイメージは“ペダルっぽくないペダル“なんです。
もちろん、普通のペダルは踏みやすかったりというメリットもあるけれど、なんとなく違う。
こうなると、残るはCrankbrothersです(^○^)
某サイトのクチコミを見ると、思いのほか評判が良いです。
正確に言うと、際立って良いという訳ではなく、悪い評価が少ないです。
悪い評価があるとすれば、クリートがちょっと高かったりといった感じのものです。
使い心地自体には悪い評価があまり見当たりません。
そして、4面(面と言って良いのか。。。)キャッチというのも、慣れれば使いやすそうです。
いま使っているSpeedplayのペダルは2面キャッチですが、どちらの面でも使えるのはキャッチしやすくて、面を気にしないで、なんとなく踏んでもキャッチできた。
だからCrankbrothersの4面キャッチにも期待してしまうのですよ(笑)
そして、メカメカしい見た目。。。ある種キワモノ的な感じも、実は結構好みだったりします。
調べていくと、やはりグレードが数種類あって、一番高いグレードのものだとチタンを使用していて。。。手がでないです!!
今回は初めてCrankbrothersを使うので、お試し的な感じで一番お手頃な“Eggbeater1“に決定です。
数万円も出して合わなかったら大変ですから。。。(⌒-⌒; )
セット内容は、ペダルとクリート、固定用のネジにスペーサー
クリートはL/Rがあるようなので、取り付け注意
説明書も入ってますが、読みません。
いずれ擦れて消えてしまいそうな気もしますが、こういうところは自己満足の世界ですね。
そして、赤いスプリングがワンポイントに効いています。
箱の裏側には何やら説明が書いていますが、あまり読みません(笑)
初心者向けに、外し易い角度になっているみたいですね。
今回、ペダルと一緒にShield plateも購入しました。
クチコミを鵜呑みにする訳ではないですが、あった方がシューズのソール保護にもなりそうなので購入です。
こんな感じで、ソールとクリートの間に挟んで使います。
まぁ、ものを考えると価格は少し高いかな。。。半額ぐらいが妥当な気もするけど仕方ないですね。
製品情報→crankbrothers公式サイト
取付けは簡単?!
ひとまず、ペダルとクリートの取付けを行います。
後で位置調整するので仮固定にしておきます。
ペダルの取付けなんて簡単!!
のはずでした。。。特に難しいことはないですが、一つだけ問題がありました。。。
硬く締まっていてビクともしないんですよ(⌒-⌒; )
こんな時は理科で習った“てこの原理“を使いたい所ですが、部屋の中を見渡してもなかなか都合の良いものが見つかりません。。。
使っていないシートポストです。
いやいや、この日のために取っておいたんじゃないかというぐらい役に立ちました。
無事に取り外せたので、ネジ部分を掃除して、新しいペダルにグリスを塗って取り付けましょう。
あ、グリスはシマノだ。。。(笑)
変えてみてどう?
いや〜歩きやすい!!
当初の目的は無事達成されました(笑)
スニーカーとまでは言わないけど、かなり歩きやすいですね。
履き始めた最初のうちは、頭の中ではSPD-SLのイメージが残っていたのか、逆に歩き方がぎこちなかったぐらいに違いがあります。
アッパー素材がニット風で柔らかいのも、歩き易さに寄与しているのかもしれないです。
耐久性はまだまだわかりませんが、ソールのブロックは交換式ではないので、減ってしまったらシューズごと交換です。
前に某店の店員さんと話していたら、「ブロックが削れる前にアッパーとか他が傷んでくると思いますよ」と言ってたなぁ〜
この点はどうか分からないけど、値段もそんなに高くなかったので、その時は勉強代と思って諦めます(笑)
できれば歩きたくない(押したくない)けど、いつか訪れるその日のための準備として良かったと思います。
紐ぐつなので、締め具合も調整できそうだし、あまりきつめに締めると足が痛くなり易いので、ちょうど良いところを探りながら乗っていきます。
ペダルのキャッチについては、まだ一回しか乗っていないので慣れてません。
クリート位置もまだ調整中なので、慣れるにはもう少し時間がかかりそう。
だけど、4面キャッチはやはり使いやすそうで、クリート位置さえ合わせられれば、なんとなく踏み込むだけでキャッチでるのは期待通りです。
フロート角も大き過ぎず小さ過ぎずでちょうど良いし、リリース角が浅めで外しやすいので、ビンディング初心者にも扱いやすそうです。
その一方で、クリートが若干削れ易そうです。
家でクリート調整のために数回ペダルをキャッチしたら、かなり削れました(笑)
価格がそれなりにするのが少々気になるけれど、Speedplayのクリートに比べれば安いもんです。
突然のCリング破損も回避できるし、予備を持ち歩く必要がなくなるのも小さなメリットです。
見た目には、思っていたよりも“キワモノ感“がないかなと個人的に思ってるけどどうでしょう?!
もともと、ロードバイクのペダルってペダルっぽくないものも多いので、そんなに違和感を感じないのかもしれないです。

お試しライドの帰りに遭遇したmasterさんには“すごいペダル“と言われたので、やはりキワモノっぽいのかな(⌒-⌒; )
羽村経由の狭山湖ルートで60kmぐら乗った感じ、ペダルキャッチはコツを掴めばそんなに力も要らずにキャッチできる印象です。
リリースはとても軽く外すことができるけど、乗っていて外れるようなことはもちろんないのでご安心を(笑)
リリースが軽くてはずし易いのは、ビンディングシューズ初心者にはおすすめできそうだと思います。
第一印象としては良かったので、しばらくはこのシューズとペダルの組み合わせで行こうと思います。
まとめ
今までなんとなく使っていたSPD-SLシューズ。
もちろん歩きにくい以外は何も問題なく、良かったんです。
でも、買い替えを検討するときに、「自分の乗り方に必要か?!」と考えたときに「必要!」とすぐには思えなかった。
レースに出る訳でもないし、どちらかというとのんびり走りたい(笑)
それならということで思い切って変えてみたけど、良かったのかなと思っとります。
もちろん、人それぞれの使い方や好みの問題なので、“私の場合はSPDでも良さそう“ということです。
もともと趣味の世界は自己満足の世界だと思っているので、“人に迷惑が掛からなければ自分の好きなようにすればいい“ぐらいの感じで、堅苦しく考えないことにしてます。
さて、シューズを変えたけど、できればあまり歩かずに済むようにしたいです(^_^)
6 Comments
ほほ~
ペダル、なかなか渋い選択をしましたね
これMTBの時に使ってたのヨ
泥ハケがいいということだったから
でも結構華奢で、キャッチする部分が2年も経たずに折れちゃって(涙)
泥だらけのまま嵌めたのがいけなかった気がする
MTBだから仕方ないよね?
シューズの方はねおぷりさんが言うようにソールの硬度が大事だと思うの
そうするとMTBの競技用になっちゃって、カジュアルな雰囲気でないよねw
GIROは大正解じゃないだろうか
自分は3台分のペダルを考えるとSPD-SLのままでいいや(笑)
ともさん
他に思いつかなかったんですよね(笑)
しかし、2年で折れてしまったんですね。。。(⌒-⌒; )
もっとも、私の場合だと、稼働率がかなり低そうですから、もう少し長く持つだろうと期待しておきます。
確かに3台もあると、ペダルを変えるの大変ですよね。
1台だから変えましたけど、2台以上持っていたら変えてないかもしれません。
慣れるのを待ちながら、しばらく様子見します( ̄▽ ̄)
ちは。
CBに換装とは意外な展開って感じです(^^)
あれって理屈では分かるんですけど、どんな感じでハマるのか興味あります。
今度じっくり見せてくださいね。
しっかしカンパはこの時代が1番カッコいい。
それにGIROの組合せ、イケてると思います。
そろそろ時間作れてきたから僕も更新しようかなぁ
zakkさん
いつもの通り、思いつきなんですよね(笑)
なんとなく歩きやすい方が自分には合ってるかなと思ったんです。
まだ自分もマジマジと見てないですが、じっくり観察してください。
私も、個人的にはこの頃のカンパデザインが好きです。
もう10年経ちますが、30T以上のスプロケが使えない以外は特に不満もないので、まだまだ大事に使いたいですね。
blog更新楽しみにしております( ̄^ ̄)ゞ
SLは確かに歩きにくいですよネ…
わかりますヨ、わかりますとも…
山で【歩く】ときは(笑)、なるべくクリートカバーをつけてたんですが(すでに過去形・笑)、その分高くなるので、アキレス腱がムダに伸ばされて、いつか切れるんじゃないかと(笑)
そんなんで、こういうのもいいかなぁ、って思ってたんですが、クリートの部分が落ち葉とかで埋もれてしまい、ペダルにハマらないのでは…? 的な不安があります(笑)
ってか、そんなん心配する前に、アンタも少しは自転車乗りなさいヨ! って話です(自爆)
こたさん
返信おそくなりましたm(_ _)m
そうなんですよ、アキレス腱に“くる“んですよね。
クリートカバーを付けても結構滑るので、登り坂では大変なんです。
良く歩くので、少しでもラクしたくなりました(笑)
自転車は。。。乗りたくなったら乗りましょう!!
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