ついにこの時がやってきた。。。
ずっと避けて通っていた、運よく必要性が無く、ここまで過ごせていた作業。。。
それは”BROMPTONのタイヤ交換”(笑)
購入から一年半ほど経って初めての作業です。
この間、パンクすることもなく、メンテナンスする必要もなかったタイヤですが、試してみたいタイヤを購入したことによって、ようやく自分で作業してみようかなと思ったのですよ。
備忘録として作業を記録しておきます。
※写真多めです。
※各作業を行う前には、いざという時のために、分解する部分の写真を撮っておくと、もしかしたら役に立つかもしれません。
※脱着するナット類は全て正ねじです。逆ねじはありません。(2018年モデルです)
Contents
使用した工具
今回のタイヤ交換で使用した工具は3つです。
1.15mmのメガネレンチ
記事中の”メガネレンチ”は、すべてこの15mmです
3.タイヤレバー
フロントタイヤの交換
今回の作業は、出先での作業を考えて、BROMPTONを逆さまにして行います。
というか、ワークスタンドを持ってないんですよ(笑)
ロードバイクも逆さまにして作業していたので、今回も同じようにしてみよう。
そして、まず手を付けたのが、ハードルが低そうな”フロントタイヤ”から開始。
フロントホイールの取り外し
まずは、両側にあるホイールを固定しているナットを”メガネレンチ”で緩めます。
この時、ナットを完全に取り外したのは、折り畳み用のフックを取り外す左側だけです。
右側は完全に外さずに、ワッシャーの下に入っているプレートの”ツメ”が、フォークから外れる程度緩めてあげて、ツメをプレートから外してあげる。
最後に部品が余る、イヤ~な感覚を味わう必要はないのです(笑)
フックが付いている左側は、なんとなくフックがジャマだったので、一度フックを外して、ナットをもどしておきます。
両側のツメをフォークから外してしまえば、ホイールを取り外すことができるけれど、BROMPTONのブレーキには、ロードバイクのような、ホイール脱着用の機構が無いので、ブレーキにタイヤが引っかかって抜けません。
タイヤ交換
ホイールを取り外してしまえば、タイヤ交換は特別なことなく、タイヤレバーでタイヤを外します。
普段持ち歩いているカンパのレバー1本で、簡単に外すことができた。
新しいタイヤをはめて、チューブの噛みこみをチェック。
フロントホイールの取り付け
軽く空気を入れてみて、問題無さそうなら、一度空気を抜いてホイールを元に戻します。
ワッシャー下のプレートの”ツメ”が、左右ともフォークにしっかり入っていることを確認し、左側のフックを戻してナットを締めこめばフロントのタイヤ交換は完了。
フロントは問題なく作業が進み、10分ぐらいの作業時間だったかな。
リアタイヤの交換
さてさて、いよいよリアタイヤの交換。。。
交換前の準備として、”内装ギアを2速/外装ギアを+”にしておきます。
内装ギアは、調整するときに2速を基準にする為で、外装ギアを+にするのは、チェーンが外側にでてくるので作業が進め易くなる(と個人的に思っている)からです。
まず、作業する箇所を確認して写真を撮っておきましょう。
・インジケータチェーンの調整窓を確認
窓からのぞいている状態を覚えておいたほうが良いです。
インジケーターチェーンの取り外し
まず、インジケーターチェーンとインナーケーブルをジョイントしているケーブルアンカーを外すためにロックナットを緩めます。
ところが、手でロックナットを緩めることが出来ない。。。
実は、普段はラジオペンチを持ち歩いていなかったので、どこかでリアタイヤがパンクしていたら、しょっぱなから作業できなかった。。。自宅で作業しておいて良かった(笑)
ケーブルアンカーを外して、インジケーターチェーンを取り外します。
チェーンの先にはロッドが付いていて、先端がねじになっているので、ねじを外すように反時計回りに回していくと、抜き取ることができます。
ここまでくると、もう後戻りできません(笑)
チェーンテンショナーの取り外し
次に、インジケータが取りついていた、チェーンテンショナーナットをメガネレンチで取り外して、チェーンテンショナーを取り外します。
テンショナーからチェーンを外そうとすると、テンションが解放されて、写真のように後ろの方へ跳ねるので注意しましょう。
テンショナーを取り外すと、ホイールを止めているナットが見えてきます。
リアホイールの取り外し
ここまでくれば、ナットを外すとホイールを外すことができます。
この時も、フロントホイールの取り外しと同じように、ワッシャーの下にあるプレートの”ツメ”がフレームの穴から外れる程度に緩めるだけにしておきました。
リアホイールを取り外して、フロントと同じようにタイヤ交換を行います。
この時、ハブ周辺が汚かったりするときは、掃除しておくと気持ちがすっきりするかもしれません。
せっかくホイールだけになったので、リアホイールの重さを測ってみることにしたら。。。
リアホイールだけで、ロードバイクホイール前後を合わせた重量より重かった。
リアホイールの取り付け
タイヤ交換が無事終わったら、リアホイールを取り付けていきましょう。
この時、ワッシャーの下にあるプレートには向きがあるので注意しましょう。
”TOP”という刻印がある方のツメを上に向けて組付けます。
メガネレンチで、ナットを締めこむとホイールの取り付けは完了。
チェーンテンショナーの取り付け
次にチェーンテンショナーを取り付けます。
チェーンテンショナーも結構汚れているパーツなので、取り付け前に掃除しておくと良いかもしれません。
この時、たぶんなるようにしかならないので大丈夫だと思いますが、チェーンの掛け方を間違えないように注意が必要です。
写真を確認しながら元に戻しましょう!
チェーンテンショナーナットをメガネレンチで締めこんで固定します。
インジケーターチェーンの取り付け
最後に、インジケーターチェーンを取り付けます。
取り外した時とはが逆に、時計回りに回しながら先端のねじの部分を締めこんでいきます。
最後まで締めこんだ時に、チェーンの向きが合わなければ少しだけ緩めましょう。
マニュアルには”半回転以内”と書いてありました。
インジケーターチェーンとケーブルアンカーをつないで、ロックナットで固定します。
この時、最初に確認したインジケーターの調整窓を確認して、ケーブルアンカーの締め込みを調整して、最初と同じ状態にします。
調整の目安は、インジケーターロッドの先端がほんの少しだけ見える状態です。
あとは、実際にペダルを回転させながら調整していくしかなさそうです。
リアの作業時間は、写真を撮りながらの作業で約1時間。
まとめ
一度やってみれば、出先でもできるようになると思って作業をしてみたけど、正直なところ外ではやりたくない作業でした(笑)
ロードバイクのタイヤ交換に慣れてしまうと、少々面倒に思えてしまう。
Twitterで、パンクの時は”パッチ”で対応はどう?!と言われたときは、それもアリと思えた。
ロードバイクの場合は、チューブ交換してしまったほうが早いから、頭の中は”交換”で固まってました。
もっとアタマを柔らかくしないといけない(笑)
でも、今回作業することで、携帯工具にラジオペンチの不足があることが分かったのは良かった。
せっかく、覚悟を決めて交換する気になっても、いきなり出鼻をくじかれることになるのはちょっとツライから(;^_^A
さて、新しいタイヤの乗り心地はどうなんだろう。。。
4 Comments
相当めんどくさいネ。
電動アシストのママチャリ並みだわ。
でも細かい手順の開設で、オーナーでもない自分にもできそうな気がしてきた。
こういう作業は動画の方が分かりやすい気がするけど、撮影者もわかってないといけないもんね。
詳細な写真が有効だね。
パンクしたらパッチが正解だろうけど、穴を見つけられたらの話だから。
素直に輪行でしょ!w
ともさん
相当めんどくさいです。
でも、ともさんが”出来そう”と思ってもらえたみたいなので、次回はお願いするかもですよ(笑)
外で作業したら、ナットとかワッシャーを失くしそうで怖いっす。
これって、部品が余るのよりも怖いです。。。戻せないから(;^_^A
慣れれば少し早くなるとは思いますが、やっぱり輪行でしょW
いや、これは大変ですナァ…
こういうのを見ると、いかにロードバイクが簡単か、よくわかりますネ。
「インジケーターチェーン」なんて、一体全体なにをするモノなのか、さっぱりわかりません(笑)
まさしく「転ばぬ先の杖」だけど、実際に外でやるのは大変そう…
だんだん日も暮れてきたし、みたいな(笑)
こたさん
そうですね、ロードバイクのパンク修理がいかに簡単かが身にしみてわかりました(笑)
私のBROMPTONの場合は、内装変速機があるから余計に手間なんですよ。
内装変速無しのモデルだと、インジケーターチェーンがないので、少しだけ手間は減りますが、基本的なホイール脱着は同じ感じです。
よほど辺鄙なところでパンクしない限り、輪行すると思います( ´艸`)
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