先日記事に記したように、NEO PRIMATOのワイヤー交換を行なったので、調整の確認と、自分の身体のリハビリを兼ねて、近場をウロウロする事にした。
しかし。。。3ヶ月ぶりに乗ったと思ったら、こんな事が起こるなんてついてないとしか言いようが無い(笑)
久々の行き先は
何処へ行こうか悩んだのだけれど、やはりいつものリハビリライドの通り、羽村経由の狭山湖に決定。
基本的は平地だけなので、脚力の落ちた身体でもまぁなんとかなると、見込みがつけられるコース。
しばらく乗らなかった時には、このコースから始める事が多い。
過去記事はこちら→Neoprimatoライド – サーモスFFQ-600の威力 リハビリライドLev.01
いつものように多摩川を遡上して、途中の焼肉村を横目に見ながらクルクルとペダルを回す。
実際には、クルクルなんて程遠いぐらい息が上がってしまっていた(汗)
身体はなんて正直なんだろうかと思うぐらい、サボった結果がはっきりとわかる(笑)
「まるで前に進まない」
それでも、なんとか我慢して羽村堰の御兄弟まで到着。
ここで、お久しぶりの方とバッタリ。
もっとも、お久しぶりなのは自分の方で、お会いした方は毎週何処かへ行っている様子を、インスタで良く見ている。
かなりお山方面へも行かれているので、とてもじゃないけどついていけるとは思えない(笑)
軽くご挨拶をして、近々どこかへ行きましょうとお話しして、狭山湖方面へ走り出した。
ここまでは良かった
羽村堰を出て、すぐ近くにある和菓子屋さんへ寄り道し、おやつを仕入れる。もぐもぐタイムは辞められないのである(笑)
今回は、この時期としては珍しい栗のお菓子「かち栗」があったので一つ購入し、もう一つはクリームお菓子の「ロマン」。
お餅系は今日は少し重いかなと思い、軽めのチョイス。
(軽めの意味が自分でもわからない。。。)
途中の公園で、栗のお菓子をもぐもぐし、ロマンは狭山湖に付いてから食べようと思い、出発!!
あぁああ〜!!
もぐもぐタイムから僅か5分あまり
「ぷっしゅぁぁぁぁぁぁ〜ああああああん!!!」
あぁ〜〜〜!!!!
まるでライフルで撃たれたようなものすごい音が。。。
裂けてるやん!!
パンクというよりもバーストに近い感じの裂け方してる。。。
あまりの音の凄さに、近くで工事していた方が「大丈夫か?」と声をかけてくれました(笑)
「ありがとうございます、パンクです!なんとかなります!」と返事をしたものの。。。
ここまでザックリといったことは今までなかった。
見た感じ、そのままチューブ交換をして空気を入れると、タイヤの裂け目が拡がってしまいそうな見た目をしていて、ものすごく危険を感じる。
それなりに空気を入れないと走れないし、空気を入れれば裂け目に直接負荷がかかり、さらに裂けてしまう可能性が高い。
ここは、自宅からおよそ35km。。。なんとかして辿り着かねば。。。
いや、最悪はどこか近くのサイクルショップまで辿り着ければ、タイヤを購入するという事が出来るのでなんとかなるだろう。
とにかくこの場をなんとか凌いでいかなければならない。
はじめての技
こういう時は、[タイヤブート]なるものを、裂けたタイヤの内側へ貼り付けて応急処置をするのが模範的な対処方法だけれど、あいにくそんな物は持ち合わせていない(汗)
どうしたものか。。。
あとで考えれば、コンビニまで行って、ハサミと瞬間接着剤を買って、パンクしたチューブをカットしてタイヤの内側に貼り付けるという手もあった。
しかし、この時行なった対処方法は、聞いてはいたけど行なった事が無い技だった。
【タイヤブートの代わりにお札を折りたたんでタイヤとチューブの間に挟む】という技(笑)
原理的には、お札がある程度の面積で空気圧を受けることにより、空気圧がお札全体に等圧でかかる為、局所的に裂け目にかかる圧力が軽なくなる事によって、裂け目の負担が軽減されるというもの。
本当にそうなるのかは半信半疑だったが、入れて見る事にした。
この時、焦っていたのか写真を撮り忘れた(笑)
下の写真は、しばらく走ってから撮影した写真
ある程度空気を入れて確認したところ、殆ど膨らむこともなく走れそうな状態となった。
とりあえず走り出してみよう。。。
なんとか走れそうだ。
ヒヤヒヤ帰宅
なんとか走れる状態だけど、やはり無理は禁物。
段差の衝撃や、ブレーキロックなどに気をつけながら帰る事にする。
まずは、帰宅方面である狭山湖を目指して、そろりそろりと走る。
タイヤに気を使いながら狭山湖まで無事到着。色々疲れたので、少し休憩する事にした(笑)
残していた「ロマン」を食べて、再び自宅へ向けて出発。
多摩湖を過ぎて、多摩湖自転車道へ入る。
途中、懐かしい電車を発見。私が小学生から高校生頃にかけて西武池袋線で走っていた車両で、是政線などでたまに見かける。しかし、このレトロカラーは見たことが無い(笑)
さて、再び自宅へ向けて走り出し、武蔵小金井あたりから南下。
途中、Twitterで、自宅まで帰れなそうだったら声かけてと優しい言葉をかけてもらいつつ、なんとか自宅まで辿り着く事が出来た。
自宅へ戻り一休みしたら、早速お札の確認をする事にした。
しかし、パンクしてから自宅に着くまで、全く心の余裕が無いライドだった(笑)
こんなときでも、「なんとかなるさ〜!」ぐらいに思えるぐらいの余裕を持てるようになりたい。
お札ブートの交換を確認
帰宅後してからひと段落したところで、応急処置がどれぐらい効果が有ったのかものすごく気になっていたので確認することに。
「実は、入れなくても走れたんじゃないの?」とも思っていた。
タイヤの空気を抜いて、裂けた所からお札を取り出す。

お札ブートを取り出して、そのままタイヤを元に戻してから空気を入れてみる。
なんか膨らんでる(笑)

ぷっくりしてる(笑)
いやいや、このぷっくり状態だったら走れなかったかもしれないし、走る気にならなかったと思う。
まだあまり空気を入れていないのにこの状態なので、走れる状態まで空気を入れて走り出していたら、段差などで瞬間的に圧が高くなった時に裂けていたかもしれない。
そうなれば、知人に面倒をかけてしまっていたかもしれないし、タクシーに乗って帰る事になっていたかもしれない。
冷や汗ものである(笑)
まとめ
「先人の知恵」とはよく言ったもので、まさに今回は先人の知恵に助けられる形となった。
取り出した千円札は、タイヤとチューブに挟まれて少し黒くなっていて、タイヤの裂け目の辺りは少し破れていた。これを考えると、お札を代わりに使う場合には、出来るだけ新しい、張りのあるお札を使用した方が良いと思う。
しかし、千円札よりも一万円札の方が効果があるとは思えないので、金額にはこだわる必要はないと思う(笑)
2 Comments
タイヤブートは持ってたほうが良いとおもいますよ。
クリアファイルを切って、角を丸くして、両面テープを貼っておく。
一枚のクリアファイルで沢山できちゃうから困るんだけどね。
クリアファイルは考えなかったですね〜
でも、確かにしっかりつきそうなので、早速使ってみる事にします!
Comments are closed.