昨年11月24日に納車され、二か月が経過しました。まだ本格的に輪行したりは出来ておらず、まだまだこれからといった感じかな。
そんなBROMPTON、実は先日修理へ出して戻ってきたばかり。
コケた?いやいやそうではない。
購入当初から、少しの段差でも「ギジッ!」という軋み音がしていたのだが、最初はこんなものなのかなと思っていたけど、調べてみると、どうやらBROMPTONは、基本的に【無音】らしく、この類の音がするのは何かしらのトラブルを抱えている可能性が高いらしい。
音は発生しているが、何処かが決定的に壊れている感じではない。あきらかにガタついているような箇所も見られない。
しかし、このまま音が鳴っている状態で乗り続けるのもいかがなものかと思ったので、販売店さんへ持ち込むことにしたのだ。
※本記事はBROMPTONから出る軋み音の改善についての一つの方法を記したもので、全てのBROMPTONから発せられる軋み音が改善することを保証するものではありません。
Contents
自己解決を試みるも撃沈
う〜ん。。。考えらえる原因はどこか。
折りたたみ自転車なので、一番考えられるのは折りたたみ機構にかかわるヒンジ部分かなと思う。
なかでもメインフレームの折りたたみヒンジは一番力が掛かりそうなので、一番怪しい。
折りたたみ部分にグリスを塗布したみたり、薄〜いクッション材を挟んでみたり試してみたけど、一時的な効果は見られるものの、少しするとまた音が発生してくるので、この部分が原因ではないようだ。
次に、ハンドルの折りたたみヒンジ部にも同様の対策を試してみたが、やはり同じ。。。う〜ん。。。
次に怪しいのが、リアのサスペンション部分のグリス切れ。
しかし、まだ購入して一か月だしなかなか考え難いが、モノは試しで分解してグリスを塗ってみるものの、やはり結果は同じ。
もはや素人にはお手上げの状態(笑)
助けてください(笑)
自分での改善は諦めて、販売店さんへ持ち込むことにした。
症状と発生時期と、自分で行った対策を合わせて説明して確認してもらうことに。
このような音の発生は稀なケースらしい。
「はっきりとは分からないけど、もしかすると、メインフレームの折りたたみヒンジ部のガタが少し大きいかもしれない。。。」と。
その場合の対策としては、ヒンジシャフトを取り外して、補修用のオーバーサイズのシャフトへ打ちか換えというものらしい。
でも、購入して一か月でそれは考えにくいよね。
一度販売元へ連絡して対応を相談してみるので、その後あずからせて下さいとの事で、その日は日曜日だったこともあり、販売元への連絡は翌日以降となる為、後日出直しとした。
翌日、販売元(ミズタニ自転車)でも現物を確認したいという旨の連絡があった。やはり稀なケースらしい。
次の週末、販売店さんへ再度持ち込みをして、症状の確認と修理をお願いした。
金曜日になり、どうなったのか気になったので販売店さんへ連絡して状況を聞いてみることにした。
電話をしてみると、「本日発送でお店に明日戻ってくる予定です。到着次第、修理状況を確認してご連絡します。原因はフレームの折りたたみヒンジではなかったみたいです。」との事だった。
フレームのヒンジ部分が原因では無いとすると、一体どこが原因だったのか?電話で詳しく聞いても仕方ないので、受け取りに行った時に聞いてみようと思った。
直った!
翌日の土曜日、連絡が来た。
「到着して確認しましたが、軋み音は消えていると思います。引き取りに来ていただいた時にご確認ください。」と、良い連絡だった(笑)
車の修理などでは、普段は発生している不具合が、点検修理に持っていくと現象が確認できないということが良く有る。今回もそのパターンになるかもしれないと思っていたが、改善されているようなので、あとは現物確認して、状況を確かめよう。
その日の夕方は時間が空いていたので、車で引き取りに伺う事とした。
「こんにちは〜」
「あ!どうもすいません!ご迷惑をおかけしてしまって。確認したところ、音はならなくなっているので、一度乗って確認してもらえますか?」
と言ったやりとりで、お店の近くを走ってみた。
「直ってる〜!!」と思わず口から出てしまった(笑)
たしかに、「ギシっ!」という音は鳴らなくなっている。
段差に乗り上げても問題無い。
では、原因は一体どこにあったのかとなるのだが、実ははっきりとした原因は分からないらしい(汗)
しかし、フレームの折りたたみヒンジは何もせず、リアフレームの回転ヒンジ軸の交換と、シートポストスリーブの交換、そのほか徹底的に分解して組み直しをしてくれたらしい。
フレームといえば、中は空洞のパイプなのでフレームの端で発生した音も反響して色々なところで聞こえることは十分に考えられ、フレームヒンジを疑ってしまったのは仕方のないことで有る。いずれにせよ、今回確認してくれたどこかに原因があったことは間違いない。
まとめ
今回、しっかりとした対応をしてくれた販売店さん並びに販売元さんにまずは感謝です。
何かが決定的に壊れたという問題ではなく、どちらかと言えば曖昧な故障(と言えるかわからない)に対しても、分解確認をきっちり行なっていただいたのはとても有り難い。
まぁ、安い買い物ではないのでね。。。(笑)
自分で確認することも大事だけれど、それでも分からなければ早めにプロに相談する事が大事なんだと改めて感じる結果となった。
最初は自分で確認するけれど、どこのところで「これはムリ」という線引きを出来るかが大事で、この辺りは個人の力量(経験を含めて)によって大きく変わるので自己判断出来ることがとても大事なのではないだろうか。
しかし、原因がフレームではなくて、なんとなくホッとした(笑)
フレームのヒンジ軸をオーバーサイズへ打ち替えた場合、数年間の通常使用によって再びヒンジ部にトラブルを抱えた場合に、同様の補修が出来なくなる可能性が考えられる。
本来なら、そこで補修する事により乗り続けることができるはずなのに、既に補修済みの箇所が壊れる事により補修不能となりフレーム買い替えなどの必要が出てくることも考えられる。
もっとも、かなり丈夫な自転車らしいので、自転車が消耗する前に、私の年齢の方が先に消耗しそうだ(笑)